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2008年12月20日 (土)

西遊伝 Part2-12

9)グラン・パレ
1829_2
1900年の万国博覧会に向け、シャルル・ジロー(Charles Girault)の監督のもと、アンリ・ドゥグラン(Henri Deglane)、アルベール・ルヴェ(Albert Louvet)、アルベール・トマ(Albert Thomas)の3人の建築家により、1897年から1900年にかけて建設されたグラン・パレ。
当時、共和国としてはまだ若かった“フランスが世界に誇れるフランス芸術の栄光に向けたパレスが誕生した”ともいわれました。その建築様式は、荘重で細密な装飾が示すように、19世紀末の特徴的なスタイルを持っています。
またシンボルでもある、高さ43メートルの鉄筋構造の丸屋根はシャンゼリゼ通りからもひときわ際立ち、当時の鉄骨建築の見事さを示す恰好の例となっています。

万博のメイン会場だったグラン・パレでは、万博終了直後から、芸術家団体主催による展覧会(特にフォービスムを生んだ「サロン・ドートンヌ」と「サロン・デ・ザンデパンダン」)が数多く開催。近代芸術の大きな潮流をここから世界に発信してきました。
また、パリ見本市・モーターショー・航空展示会などのフランスにとって大切な産業・科学にまつわる展示会も、パリ万博が遺した、全国の注目を集めるこの建物で行われました。

1世紀を経て近年になっても、グラン・パレが持つ機能の多様性が認められます。1993年11月に修復のため閉鎖されるまで、多くのイベント(書籍展示会・国際現代アート見本市・骨董ビエンナーレ・「シーム」<美術館・展覧会見本市>・「ミュージコラ」<音楽見本市>など)が開催され続けていました。

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