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2016年7月28日 (木)

サイコパス Ⅲ

●BGM https://www.youtube.com/watch?v=UjBIcT_VTCk

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相模原の事件ですが、植松容疑者の素行が少しずつ明らかになってきましたね。私が注目したのは以下の通り。

●元々、素行は悪かった。  ●ある日突然、性格が激変した様だった。  ●大麻、脱法ドラッグを常用していた。

・・・以上、此の3点で、植松容疑者の状態は充分に解釈できます。

B

以前私は、こんな記事を書きました。 

■サインバルタ:http://ginsui.cocolog-nifty.com/bullbon_room/2015/08/post-4829.html

自分は鬱病で苦しんで居た頃、複数の向精神薬を服用して居ました。ソラナックス、ルボックス、ドグマチール、レメロン、そしてサインバルタ。  睡眠導入剤は、ハルシオン、マイスリーです。

しかし・・・、この睡眠薬を服用しても効果がなく、そこで自分は此れ等の薬に加えて、大量のアルコールを摂取して居ました。 向精神薬や睡眠導入剤にアルコールが作用した場合、危険な状態に陥る事は知っていました。 それでも、苦しくてアルコールの力を借りないと気が狂いそうでした。  そう言えば、映画バットマンの、サイコパスキラーキャラ、ジョーカー役でアカデミー助演男優賞を受賞した名優、ヒース・レジャーは、向精神薬の併用摂取が原因で急死してるんですよ。

D

当時私は、そんな状態で二つの裁判を掛け持って戦って居たのです。相手は勿論、プロの弁護士です。 そりゃ、・・・戦う事すら無謀な状態なのに、なる程、いくら天才の此の俺様でも軽く負けるわけだよな。 (・。・)y-゜゜゜プギャー

・・・其の頃に書いてた此処のブログ記事だけど、後になって自分で読んでみてもそりゃ酷い過激な記述ばかりだったな。 其の頃のブログ記事をダシにして、某弁護士が難癖つけて争いになってるのが、今やってる刑事訴訟なんだが。

何が言いたいかと言うと、そう。・・・薬の恐さです。  自分も、その時は過激な記述を書いてるとは気が付いてないんですよ。 後になってから自分でも 「 かなり筆が走ってんな。何で此処まで怒ってんだ? 」 と、思ったので、あらかたは削除したんですけどね。 ほぼ、書いてる時は無意識なんですね。

・・・ハナシを戻しましょう。

M

精神状態を左右するのは、「 脳内セロトニン 」 です。  そもそもまずセロトニンって何なのでしょうか。

セロトニンは別名「5-水酸化トリプタミン」と呼ばれ、アミン系という種類の化合物になります。私たちの体の中には約10mgほどのセロトニンがあり、様々なはたらきをしています。近年、セロトニンを「幸せホルモン」などと呼び、気分に良い影響を与える物質として扱われていますが、これはセロトニンのはたらきのごく一部を表しているに過ぎません。セロトニンが気分に影響を与える物質であるのは確かですが、セロトニンはそれ以外にも多くの作用を持った物質なのです。

セロトニンというと脳に関係する物質だと考える方が多いですが、実はセロトニンの大部分は消化管に存在しており、体内のセロトニンの90%が消化管にあります。次に多いのは血液中の血小板内で、ここには約8%のセロトニンが存在しています。

そして体内のセロトニンのうち脳に存在するのは1~2%ほどに過ぎません。セロトニンが脳にも作用しているのは確かですが、脳ではたらいているセロトニンは身体全体で見るとわずか1~2%に過ぎないのです。「幸せホルモン」と呼ばれているセロトニンですが、実は気分以外に作用している量の方が圧倒的に多いのです。

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セロトニンは、発見された当初は気分に影響を与える物質だとは考えられていませんでした。セロトニンは最初は平滑筋という筋肉を収縮させる作用を持つ物質として発見されています。平滑筋は、血管や気管支、腸管など様々な部位に存在する筋肉で、私たちが意識しなくても必要に応じて勝手に収縮したり弛緩したりしてくれる筋肉です。

例えば血管が切れてしまうと出血をしますが、出血すると、血小板から血清にセロトニンが放出される事が知られています。するとセロトニンが血管の平滑筋を収縮させるため、出血部位の血管が縮んで血が止まりやすくなるのです。

私は現在、ひどい下痢に苦しんで居ます。以前、「 過敏性腸症候群 」 に付いても記述したと思います。 実は、セロトニンは此処にも作用して居ます。 下痢や腹痛が生じる疾患に使われる治療薬にも、セロトニン3受容体をブロックする作用を持つものがあります。これはセロトニンのはたらきをブロックする事で腸の動きを穏やかにし、下痢や腹痛を改善させる事が狙いです。

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脳におけるセロトニン神経は、中脳にある縫線核(ほうせんかく)という部位に神経細胞があり、そこから前頭葉の前頭前野、視床、線条体、海馬・扁桃体、脊髄などといった様々な部位に神経(軸索)を伸ばしています。また、同じく気分に影響を与える物質であるノルアドレナリン系の神経細胞がある青斑核にも軸索を伸ばしています。

更に詳しくみると、縫線核の中の「正中神経核」という部位から海馬・扁桃体に軸索が伸びています。海馬や扁桃体は、不安や恐怖といった情動や、記憶などに関わっていると考えられています。

「背側縫線核(はいそくほうせんかく)」という部位からは前頭前野、視床、線条体に軸索が伸びています。前頭前野は思考や認知、計画、実行機能などの高次機能を司っています。また「大縫線核」という部位からは下行性疼痛抑制系と呼ばれる痛みを抑える経路へ軸索を伸ばしています。セロトニンが減ってしまうと、これらの部位のはたらきが悪くなることが考えられます。

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うつ病では脳内のセロトニンが低下すると考えられていますが、セロトニンの低下によって前頭前野のはたらきが低下すると、

  • 考えられない(思考制止)
  • 現実をネガティブにとらえてしまう(認知のゆがみ)
  • 仕事にいけない、人と会えない(社会性の低下)
  • やる気が出ない(意欲の低下)

などが生じる事が考えられ、これはうつ病の症状と合致します。

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さて、再度、植松容疑者の状態に付いてハナシを戻します。

●元々、素行は悪かった。  ●ある日突然、性格が激変した様だった。  ●大麻、脱法ドラッグを常用していた。

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元来、サイコパスの気質を持つ人格に、脱法ドラッグの特殊な成分が作用し、正常なセロトニンの働きを阻害した場合、・・・どうなると思います? 気質を抑制出来なくなりますね。脱法ドラッグの場合、成分に何が含まれて居るのか予測も出来ません。

上記の通り、私も向精神薬とアルコールで、感情を制御出来ない状態だったわけですが、植松容疑者と私の決定的な違いは、

植松は元々『 サイコパス 』であり、一方私は、『 良心回路 』 を備えたキカイダーだったという事ですよ。 俺様の場合、どんなに強い薬を飲んでも、正義の心は揺るがなかった。のであった。

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